素敵なエッグカップ&スタンド（エッグクリュエット）のご紹介です。

こちらのお品は英国アンティークのお品で、シルバープレート製品の中でも極初期、まだ電気のない-1830年代まで頃の間にオールドシェフィールドプレートという製法で作られたお品です。

この時代のお品に良くみられるようにメーカーズマークはありませんが、エッグカップそれぞれの裏側やスタンドの底の作り、パーツの接続の仕方などが特徴的です。

見た目にも六客でサイズもしっかりあり存在感のあるエッグカップ＆スタンドですが、一つ他になかなかない面白い特徴としてはこのお品、なんと"回転"するんです。

正しく言うと、スタンド自体にはかなりの重みがありずっしりと立っていて（1269gもあります）、他部分、エッグカップとスプーンを直接納めた部分のフレームにさわるとそこが左右に回転するんです。　英国では回転式の大皿を”レイジースーザン”というのですが、このお品はまさにレイジースーザンタイプのエッグカップ&スタンド、私は初めて見たので感激でした♪

この、フレームにエッグカップがおさまり、テーブルから浮いた構造になっているのもこの古い時代（主に、ジョージアン期）のエッグカップの特徴の一つだと思います。こういうタイプは比較的シンプルなデザインが多いのですが、シェルがスタンド部分やトップの摘みにあしらわれていたり、華やかさも感じられるとても素敵なセットだと思います。

付属のスプーンはメーカーズマークはFN&S、後期のものをあとで組み合わせたものです。※こちらはオールドシェフィールドプレートではありません。

サイズ◆1269g　最大直径18.5cm　高さ18cm　エッグカップの直径5.3cm　高さ7.3cm　
コンディション◆エクセレント　一つ一つのエッグカップなどをまじまじと見ると極細かい擦れなどはありますが、深いシルバープレートのお色味や輝きも良く、動作やスタンドのしっかり具合も問題なく、申し分ない状態だと思います。