とても古い、1787年に作られた純銀製のサルヴァ（脚付きトレー）です。

脚はスクロール型、ロココ意匠の緻密で精巧な彫りがとても美しいお品です。

1787年というと現存する、一般のマーケットで出回るものの中ではかなり古い物であり、当店が扱っている銀器の中でもサルヴァでは一番古い物です。

やはりこの時代のお品は、ホールマークも迫力があり、特にロンドンのアセイマークの豹の頭はこの時代ならではの王冠を被ったものでありとってもチャーミングですね。

製造されてから232年　あのマリーアントワネットと同じ時代を共にしたサルヴァ

ヴィクトリア女王が産まれるよりも、ずっとずっと古い時代の銀器です。

一つ記載しておかなければならない事は、裏側を見ていただくとお分かりになるかと思いますが、リング状に線が入っているのがおわかりになると思います。

これは家紋を除去した痕だと思われ、表面には何も痕跡はありませんが、アンティーク的にも完全を求められる場合にはこの点ご確認いただけますと幸いです。

ただ、この点を踏まえつつ、1780年代のお品、特に古いものが希少なサルヴァでは破格とも言えるお値段設定となっておりますので（この裏側の家紋除去の痕跡がない場合、時代を考慮すると価格は3割増しにはなってくると思います）家紋除去痕を気にされない方には心からお勧めさせていただきたい素晴らしいサルヴァです。

サイズ◆1199g 35cm(内側の平らな部分29.5m) 高さ4.3cm 縁が狭目ですので沢山上に乗せられます。
コンディション◆ほぼエクセレント 一点、表の縁に1cmくらいの引っかき傷があります。縁なのであまり目立たないと思います。裏側には商品説明にあるような、家紋除去の痕があります。画像をご参照ください。彫りは深く残っており、全体にとても良い状態を保っています。